2007年06月17日

有為転変

ゆこうよ まぶしい ひかりのせっかっいっ♪
ハートのスイッチ オンにして♪

という洗脳ソングで有名なソフマップですが、その14号店が閉店したそうです。
14号店?どこそれ?とか思っちゃう人多数だと思うんですが(俺もそう思いました)、中央
通りの末広町寄り、メッセの更に先にあるエロゲ屋と言えば「あー、あそこね」と思い出して
くれる人が2割ぐらいいるような気がします。
最近に限らずソフマップは昔から出店と閉店を繰り返していますし、「またか」程度にしか
思われなかったとしても全然不思議ではないですが、あそこはソフマップ秋葉原進出の
記念すべき1号店なんです。

いやあ懐かしい。最初は怪しいレンタルソフト屋でさ…
って当時は小学生でしたし、その頃から秋葉原に入り浸ってたわけじゃないんで、流石に
その頃のことは語れないんですが。
俺がソフマップを利用するようになったのは、正直言うとあんまりはっきりと覚えてないん
ですが、中学生の頃だったと思います。

最初に俺が行った当時既にレンタルはやっておらず、中古ソフトショップでしたね。
それでもソフトを置いてるすぐ脇にコピーツールとか普通に売ってて怪しさ爆発。もっとも、
当時のあの辺りにあった小さな中古ソフトショップはどこもそんな感じだったんですけど。
ソフマップの怪しさで特筆すべきなのは、あのテーマソングと、日本語と交互に流される
中国語らしき店内ナレーションでしょうか。当時カタカナ語以外の外国語なんて殆ど触れる
機会なんてなかったわけで、あれは強烈な胡散臭さを感じましたねえ。
あのナレーションは実際そういう需要があったからなのか、それとも怪しさの演出なのか、
未だによく分からないソフマップの謎ですが。

90年代に入るとソフマップは爆発的に店舗数を増やし始め、そのうち秋葉原は全部ソフ
マップになるんじゃないか、という笑えないジョークまで囁かれた出店ラッシュ。必然的に
似たような品揃えの店は多くなり、駅から遠いことやゲームはコンシューマ機でという棲み
分けがされるようになって、あまりその店舗には足が向かなくなりました。
ふと気付いてみればそこはエロゲ屋に堕して、肌色やらピンクやらほわわわ〜んとした色
遣いのポスターやらPOPやらが乱舞する軟弱極まりない店舗になっており、混沌と背徳に
彩られたあの面影はどこへやら…と思ってたのですが、あの頃も普通に一般ゲーの隣に
エロゲとか置いてありましたし、現在リリースされるPCゲームのタイトル数ではエロゲが
圧倒的なわけで、そう考えるとあのエロゲ屋化はおかしくも何でもない、むしろ正常な流れ
に見えてくるから不思議ですな。嘘だけど。

長々と語ってしまいましたが、俺のパソコン歴と共にあったソフマップ14号店が閉店する
というニュースを聞いて、ふと時代の流れを感じてしまったわけなんですよ。

ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。
世の中にある人と、栖とまたかくのごとし。

≪鴨長明 『方丈記』より≫

ちなみに最終営業日である今日行ってみたら、何故か店内が妙に暑くて何だかな(笑
最後までロクな思い出になりませんでした。

にしても最近のアキバは新しいものができるばかりでなく、昔からあったものがどんどん
なくなっていって、古くからの秋葉原利用者としてはちょっと寂しいもんですな。

正直言えば、マスコミの定義した「萌え」とやらが一番いらんのですが。

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